やなせたかしさん
「詩とファンタジー」(鎌倉春秋社)という雑誌の中に
いつもこれが最後だと思って書いてます
一世紀近く生きてきましたから
もうおしまいです
あっというまでしたね
すぎてしまえばあっけない
ぼくは未熟の生まれ
死ぬ時も未熟のままで
かえってよかったような気もします。
ところであなたは?
生きとしいけるものには天命がある
もはや無駄な抵抗はせぬ
ゼロの世界へ消えていくでござる
拙者覚悟はできているから
あせらずしばらくおまちくだされ
94歳で先日亡くなった、やなせさん。
アンパンマンの生みの親は、アンパンマンと共に荼毘に付されたそうです。